5日間のインターンシップで体得した「傾聴力」の本質|総合職の現場から見えた自己成長の記録
はじめまして、キャル株式会社のインターンシップに参加させていただきました、N大学のHです。
私は、このインターンシップの5日後の目標として
- 「楽しみながら総合職の業務理解を深める」
- 「自身の強みと弱みを明確に発見・分析する」
の2つを掲げました。
当初、私の強みは「コミュニケーション能力」だと考えておりました。
しかし、営業同行、テレアポ、そして採用職といった多様な実務体験を通して、私が認識していた能力は表層的なものにすぎないことに気づかされました。
この記事では、5日間を通して得た学び、特に「傾聴力」の重要性と、それを通じて見えてきた自身の課題と成長について、具体的な振り返りと共にご紹介いたします。

【インターン1~2日目】「話す」から「聞く」へ|営業現場で覆された固定概念
インターンシップ初日に目標を設定した後、2日目に早速、先輩社員の営業訪問に同行させていただきました。
「営業=巧みな話術で商品やサービスを売り込む仕事」という、私が抱いていたイメージはこの場で完全に覆されます。
先輩社員が見せてくださったのは、一方的に話す姿勢ではなく、お客さまの姿勢や話すペース、声のトーンに寄り添い絶妙なタイミングで相槌を打ちながら、相手の中の考え・課題・意見などを丁寧に引き出していく姿です。
商談時間の中で、話している割合はお客さまが7割、先輩社員が3割といった印象で、いかに「相手に気持ちよく話していただくこと」を意識しているように感じました。それはまるで、お客さまに最も話しやすい「場」をデザインしているかのようで、信頼関係は双方向のコミュニケーションから生まれるのだと実感しました。
また、ありがたいことに私自身が取引先の方へ直接質問する機会を得ましたが、言葉の選び方一つで誤った意図で伝わってしまう可能性や、相手に与える印象が大きく変わるという繊細さに直面し、配慮の重要性を痛感することに…
相槌やメモを取るといった基本動作が、いかに相手への敬意と話の正確性を担保する上で不可欠であるかを学べたのです。
【インターン3日目】失敗から掴んだ、テレアポ成功への糸口
3日目は、テレアポ(テレフォンアポイントメント)を実践しました。
営業同行の学びから「1.明るいトーン」「2.相手の話すスピードに合わせる」という目標を立て、ロープレでは手応えを感じていました。
しかし、実践の壁は厚く、最初の方はなかなか話を聞いていただけないことも…
顔が見えないからこそ、声のトーンや話すスピードが相手に与える印象を大きく左右するものだと痛感した瞬間でした。
壁にぶつかりましたが、そこで諦めずに「何が原因か?」を考え、その後のテレアポに臨みました。相手の反応に一喜一憂せず、声のトーンから相手の心理を察し、ペースを合わせることに集中。
そして、挑戦を続けた最後のコールで資料送付につなげることができたのです。この経験は、「失敗を乗り越えて成果を出せた!」と、私にとって大きな成功体験となりました。
【インターン4日目】視点の転換。採用職で得た「引き出す」スキル
4日目は議事録作成を学んだ後、企業側の立場になって採用面接をおこなうという貴重な体験をしました。
「評価される側」から「評価する側」へ、この視点の転換は新たな発見の連続でした。
面接官は、候補者がリラックスして本来の姿や力を発揮できるような雰囲気を作り、その潜在能力を最大限に引き出すために、表情、アイスブレイク、質問の仕方や順番にまで細心の注意を払っていることを知りました。
特に、同じ質問内容でも、言葉の選び方一つで相手の答えやすさが劇的に変わるという事実は、営業同行でも感じた課題とも直結する大きな学びでした。これは、今後の就職活動においても、面接官の意図を汲み取る上での強力な武器になると確信しています。
【自己分析】インターンシップで再定義された“本当のコミュニケーション能力”
インターンシップに参加する前、私は自分の強みを「コミュニケーション能力」だと自覚していました。しかし、それは単に「誰とでも臆せず話せる」というレベルのものだったと、この5日間で痛感させられました。
今回のインターンシップで学んだ“本当のコミュニケーション能力”とは、
「相手の立場に立ち、深く理解しようと努め、相手の話しやすい環境を作り出し、その上で自分の意図を的確に相手に伝える能力」
のことです。
それは、営業同行で学んだ「傾聴力」、テレアポで痛感した「声だけの表現力」、そして採用面接官で得た「質問力」、これら全てが組み合わさって初めて成り立つものだと知りました。
この経験を通して、私の強みと弱みはより明確になりました。
【強み】一度失敗しても、原因を分析し改善して再挑戦できること。
【弱み】言葉選びや言い回し、会話の第一声における慎重さが欠けること。
この「相手の視点に立つ」という点で、私にはまだまだ伸びしろがあると実感しました。特に、プレッシャーがかかる場面で、咄嗟に相手に配慮した言葉を選ぶことや、相手の真のニーズを引き出すために深く的確な質問を投げかけることは、今後の大きな課題だと考えています。
【まとめ】
5日間にわたるキャル株式会社でのインターンシップは、総合職という仕事の解像度を格段に上げてくれる、非常に濃密な時間でした。
私がこのインターンシップで得た最大の学びは、「優れたコミュニケーションは、常に相手への深い配慮と想像力から生まれる」ということです。これは、営業や採用といった特定の職務だけではなく、あらゆる仕事、そして人生において最も重要なスキルの一つだと確信しました。
「自分のことを話す」のではなく、「相手のことを理解する」。
今回のインターンシップで得た視点を胸に、これからの就職活動、そしてその先の社会人生活でも、常に相手の立場にたって物事を考えられる人間になれるよう、精進していきたいと思います。